伊東ぢゅん子のひとりごと

2003/08/22 | さんざんな「新婚初夜」

8月の吉日
気持ちよく事務所へ向かう途中、クルマのラジオから「私の初夜・特集」なるものが聞こえてきた。親戚にスウィートルームを一晩中占領されたとか、旦那が酔っぱらって大酒飲んだ話とか、いろいろ。「あ~、そういえば、伊東も悲惨だったなぁ~」とそんなワケで新婚初夜のうらみごとを思い出したわけさ。
ま~ね~、新婚もクソもないけどさぁ、身銭きってスウィートルームに泊まるってコト、たいていしませんよねぇ、庶民は。当然、伊東にとってもスウィートルームなんちゅう部屋を見るのも足を入れるのも生まれて初めてなわけですよ。でね、べ~つ~に~ダーリンマンと熱々ラブラブで結婚式をあげたワケでもないけれど、伊東の楽しみだったわけですよ、そのスウィートルームで「ルームサービスを頼んでワインを飲む」っちゅうイベントが!式の間も新婦はメシも食えずにニコニコしてるわけだしさ、お腹がキュルキュル鳴ってもさ、その小さいけれど、楽しみなイベントを頭に思い描いていたわけよね。
で、ダーリンマンはやってくれたのよ!式が終わったのが19:00頃。ささやかな2次会が始まっておひらきになったのが22:00分頃。人生最大の結婚式というイベントも無事終わり、スウィートルームに入って、「さぁ、ルームサービスは何にしよう」「おっとその前にシャワーを浴びたいなぁ」と思ったとたん、神妙なというか、変な顔したダーリンマンが「ぢゅんちゃん、一生のお願いが…」だと。「一生…?もう使うんかい???」と思いつつ、話を聞いてみると、今日、式に来てくれた大学の友人どもが絶対、小岩の雀荘で打っているハズだから、自分も行きたいとのこと。「はっ?」と頭が一瞬白くなったが、「いやいや、これでも奥さんになったばかりダ。理解のあるとこも見せておこう」とひきつりながらもOKを。一人で行くのかと思いきや、さすがに新婦をスウィートルームに置いてけぼりは気が引けるのか、ど~しても私にも来いとごねるし。とはいえ、次の日はオーストラリアへ新婚旅行でホテルを朝の6:00に出発せねばならんので、「少しだけだよ」と言ったら大喜びのダーリンマン。結局2人でタクシーに乗って30分かけてその小岩の雀荘へ。ま、伊東も昔は麻雀のとりこになったこともあるので、ダーリンマンの気持ちもわからないわけではないし、もしかして私も一局打てるのかな…とちょっと期待してついていったわけ。
100%甘かったね、考えが!ダーリンマンの友人は案の定、その不衛生きわまりない雀荘で打っていたわけですが、ダーリンマンを入れてメンバー5人。交代でやってましたが、私が入るすきもなけりゃ、「なんでアンタここにいるの?」という顔の友人共。バツが悪そうでやりにくそうな友人に気がつかないダーリンマンは「次はオレね」とルンルン。まじに、さすがにいる場所がなくて、早々に外に出た伊東。「そ~いえば、腹が減っていたんだっけ?」とモスバーガーを購入。雀荘内では出前のラーメンや中華丼を頼んでいるオヤジ達がたくさんいたけれど、さすがに「私も頼んで!」とは言えなかったし。仕方がないので、雀荘の非常階段で一人寂しくモスバーガーを食す伊東。結婚式の夜に「何でわたしゃ、ココにいるんだい?」と思いながらね。
さんざん麻雀を楽しんだダーリンマンとホテルに戻ったのが朝の4:00!
2時間しかいられないじゃん、スウィートルーム!!!何より、私のルームサービスはどこいったのか!
「ありがとう」を連発しているダーリンマンを横目に、夫婦としてやっていくことに一抹の不安を感じた伊東でした。

それももう6年も前のことなんですけどね。いや~、ここらあたりから「ダーリンマンへの反撃」が始まってきたのかもしれないなぁ。しっかし、女心とかさっぱりわからないヤツなんだよね~、まったくもう!って感じです、ホント!

PS.なんか「初夜」っつう文字、こっぱずかしいよねぇ。そんなの私だけ?昔人だからかなぁ、伊東。