伊東ぢゅん子のひとりごと

2023/09/29 | 不思議なお店連発事件

姉貴夫妻と娘とで長野の佐久市のゴルフへ行った帰り道。
「ぴんころ地蔵尊」というユニークなお地蔵さんがあるというので観光してきたときのこと。なんでも健康で長生きして(ぴんぴん)寝込まずに楽に大往生する(ころ)の意味だそうです。
その山門手前が素敵な景色でして、、、

なかなか風情があって楽しかったので、このあたりを散策。ものすごいシャッター通りの中でポツンと一軒営業している骨董屋さんのような店を見つけ、姉と入店してアチキはかわいい小皿1000円を2枚と、手作り感万歳の軽くて面白いネックレス3,800円を購入。よぼよぼのおじいさんが出てきて、伊東が「ちびっとでも負けていただけるとうれしいなぁ」と言ってみると、よぼじいさんが「じゃあ4,500円でいいよ」とのこと。言ってみるもんだ!1,300円もまけてくれた〜喜。

すぐあとに姉貴が800円のクロスと120円のハンカチを買おうとしたら、よぼじいさんが「2,000円でいいよ」と一言。姉が「いやいや値段上がってるますよ〜800円+120円だし」というと、よぼじいさん、今度は「じゃあ1,500円でいいわ」だと。
もうここまでくると笑っちゃうんだけど、920円が1,500円じゃさすがに姉貴も困っちゃうので、なんども説明してやっと920円だとわかってもらったんだけど、1,000円差し出した姉貴にまだ混乱気味なのか、釣りがないのか、お困りのよぼじいさんだったので、姉貴が「妹がたくさんまけてもらったので、おつりはいいですよ〜」と。これでやっと一件落着。

その後、たい焼き&かき氷の店に入って、義兄が「あずき氷」、娘が「イチゴ氷」を注文。そして、たい焼きを2つほどもらって、そのうちの1つを母・民子のお土産にしたいから包んで欲しいと言うと、たい焼き2つ手渡されて、さらに民子分を渡されて3つになっちゃって、さすがに甘いもの苦手な伊東ゆえ、おばあさんに「いえいえ全部で2つでいいので、、、」と言うと、娘が「全部もらえばいいじゃん!」と強く言うので、たい焼きを2つみんなで食べることに。
昼前だったし、甘いもの好きじゃない伊東ゆえ、娘に「もう少し手伝って〜」と言われても、「お前がもらえと言ったんじゃん」と、一人であんこたっぷりの鯛焼きを食べてもらったわけ。良い顔したバツだぜ。

そしてかき氷担当のおじいさんが「はい、イチゴ氷」と無事出してくれて、その後なぜかあずき氷の上にイチゴのソースがかかっている品が出てきて、思わず「え?」となった瞬間、おばあさんがおじいさんに「なんでイチゴをかけるのよ!」と大声。
おじいさんがすかさず「お前が急かすからだ!」と言い返し、夫婦喧嘩が勃発してハラハラしていると、おばあさんにすでにお金を支払ってあるのに、「1500円!」と伊東に言うおじいさん。それを見たおばあさんが「もらってると言ったでしょ〜が!何度言ったらわかるのよ!」とまた喧嘩。
義兄がはシンプルなあずき氷を食したかったようですが、もう揉めるのも見ててつらいので「いいよ、それでいいよ」と、普段はあだ名が性格悪ノリなのに、このときは性格よしのり(本名がトシノリくんなので)になっておりました。

不思議な佐久市での出来事。
なかなかのよぼじいさんや喧嘩上等老体夫婦と出会い、さすが長寿の町だと関心した出来事でござんした。