伊東ぢゅん子のひとりごと

2011/09/14 | 廃車がこんなにつらいとは

今年はいろいろあったなぁ。2月に愛車がぶつけられて、保険屋さんとすったもんだもめて、結局愛車を廃車にすることになったんだよなぁ。10月に新車が来ることになったんだけど、2月末にアコードワゴンをディーラーまで運んで、廃車の手続きをしたときのことをふと思いだした。
ディーラーに行く事は何度もあったんだけど、整備しているビルの上に登った事は初めてで、よくしてくれた整備士のお兄ちゃんに「今までありがとう」と言いながら愛車を置いて来たっけなぁ。
なんだか工場みたいになっていて、20台くらい車が置いてあって、「ああ、ここで車検のための整備をしてるんだなぁ」と思いつつ、そんな中、後ろがぶっ壊れた愛車を置いて来るこの心情(?壊れた話は101話 二度目の物損事故に記載)。
なんだか言葉で表せない程、切なかったんですわぁ。どこに行くにもたいてい車で行き、結局13万キロ以上走ってくれた愛車だし、、、。その工場みたいなところに、ポツンと置いてこなくちゃ行けないかんじでさ。

ホンダの整備士のお兄ちゃんはほんまに、ほんまにいい人で、今までたくさんお世話になりました。
事故の話をしながら、「まだまだ乗りたかった」という話を整備士兄ちゃんに話すダーリンマン。
ん?声がかすれてる???
ふと見ると、泣いてるじゃあ~~りませんか!50才過ぎの巨デブのおっちゃんが?
鼻をグシグシさせながら、、、、。
おいおい整備士兄ちゃんも困っちゃうだろ~がと思い、娘を見ると、こっちの方はもっと大泣き中。
「まじですか?」!!!

整備士兄ちゃんもきっっと新潟辺りの空気のいい、米の旨いところ育った人なんだろうなぁ。
「こんなお客様ははじめてですが、すごくうれしいです」と優しい言葉をかけてくださいました。
「長くこの仕事しているけれど、こんな素敵な家族ははじめただ」とも。あなたこそ、なんていい人!
ちと恥ずかしかったけど、愛車をおいてこなくちゃいけないという寂しさに、まるで生きているもののように扱う感受性たっぷりのマイファミリー。
次の車も大切に、大切に乗りたいとつくづく思いました。