伊東ぢゅん子のひとりごと

2007/06/01 | パプアニューギニアのHIVって

クスンクスン。

いや~、今朝は久しぶりに泣きましたぁ。痛い思いをしたわけじゃなくてね、フジテレビの「とくダネ」を見ていてね…。
2日間連続で放送したパプアニューギニアのエイズの孤児のお話だったんだけど、ものすごいのね、エイズはやっぱり…。
エイズの両親を看病して感染した16才のジュニアという男の子の話を聞いていて、さすがに伊東も泣けました、朝からボロボロと。エイズの両親亡き後、健康の姉と妹で親戚んちに引き取られるんだけど、完全に親戚やまわりから差別され、壁のかわりにビニールシートをはったあばら屋でたった一人寝泊まりして、食事も3日に1回程度だとか。親戚達の食事が残ったらもらえるという生活。実の姉にも無視されながら、それでも「一人ででも強く生きなくちゃ」という気持ちをもっているジュニア。
ちなみにジュニアの姉は親戚から「ジュニアにかまうな。病気を移されたらどうするんだ」ときつく言われているそうで、両親のいないこの姉妹もここを追い出されたら行くところがないという思いから、近づかないようにしているそうです。
せつないよね。
そんな環境の中でも決して周りを憾まない、優しい男の子でした、ジュニア君。
伊東は、駅前で「恵まれない子どもへ愛の手を~」とやっているボーイスカウトの子ども達に正直たま~に募金を500円入れるか否か、そのときの気分でやり過ごしてきたんだけど、今朝は、はじめて…この年になってはじめて銀行へ行ってATMから募金してきました、パプアニューギニアへのHIV募金を。
たったの5000円だけど、なんか自分に出来る範囲で…って思いました。5000円あったら娘の大好きなマンゴーも買ってあげられるけど、5000円なければ1個150円のリンゴにすりゃいいわけですから。あまりにも差別をされているこの男の子の姿に、胸があつくなってしまったんだなぁ、わたし。
国の貧しさゆえなんでしょうが、1才で養子に出された女の子がその家にいる義理の兄に14才で強姦されてエイズをうつされて、本当のお母さんと少しでいいからいっしょに過ごしたいと願う女の子も出てきて、でもね、実のお母さんはとっくに再婚しててね、知っている住所にはもういなくて…。少しでいいから、いっしょに過ごして…と願う子どもの思いを聞いてたら、どうして同じ人間としてこの世に生を受けたのに、ってまじで超久しぶりに深く考えちゃいました。
何もできないけれど、このジュニアという男の子に毛布の一つも送ってあげたい、そんな気持ちから募金しました。
日本は豊かだよねぇ、世界にはもっと豊かな国や人もいるのに、このエイズで差別されて隔離されている子ども達や母親になんでこんな人生を与えるのか。
神様は「乗り越えられる」と思うからこんな試練を与えるのか。
思うって言っても神様は人間じゃないから、神様にはあてはまらないか、これ。
は~~~~~っ、偽善者ぶるわけじゃないけどさ、なんか悲しい朝でした。
昨日の夜も算数が苦手な娘相手に少々苛つく自分を反省したり、母ちゃんになると煩わしいことも多少あっていろいろなんだけど、娘の寝顔を見ながら寝つけるというこの最高の幸せを大事にしたい。
本当に家族が元気で健康であればいい!強くそう思う伊東でした。

今週の土曜日は年に一度の夫婦揃っての人間ドックDAYです。
いつか終わる命だけど、少しでも元気でいられるようにこれからも頑張っていこう。
うん、元気でいこう~!そうしよう~~~!!!がんばるぞ~~~!!!!!

久しぶりにまじめなことを思った伊東でした。