伊東ぢゅん子のひとりごと

2012/09/21 | 12歳の詩

この春から私立中に通いだした愛娘。1学期は学校に慣れないのか、友だちができにくいのか、どんどん元気がなくなり、本当に心配してたよ、アチキは、、、いちお母ちゃんだし。夏休み前、三者面談で担任の先生から「他の女子から聞いたんだけど、男子からからかわれて、傷ついているんだって?、、、どうなの?そうなの?」って。

もちろん、アチキも気づいてましたよ。娘の様子を見てればね。このにぶちんのアチキでもさ。毎朝、登校する彼女の背中がどよよん~としているんだもん。マンガでいると縦線が入った状態ってやつですわ。
「先生に相談しようか?」と言うと、嫌だと言う娘。たとえ親とはいえ、勝手に暴走もできないし、なんとも歯がゆい思いをしておりました、この夏までは。

今では毎日「お母さん~!今日もお弁当おいしかった!!!」と空の弁当箱出してくれる娘。

そして最近、国語の宿題で「詩/ポエム」というのがありました。
なかなか進まない娘にアチキもばあちゃんも自作のポエムを制作し、しまいにゃ「これ自分で作ったことにして出しちゃえ!」と、なんちゅ~無責任な親大失格発言するアチキたち。ちなみにアチキのおすすめの詩は「愛犬ココ」の話で、ココが話せたらいいなぁ、でも話せたら文句ばかり言うのかなぁ的な内容。ばあちゃんは、蝉の抜け殻が家の裏に10個もあってびっくりしたという内容でした。
そんな我らを完全無視した娘の詩がこれ!

●「おかんとやかん」
お母さんが怒ると、やかんのようにピーピー腹をたてる。
なので、私は怒ったときだけ、おかんと呼ぶ。
でも、おかんが怒る原因は私だ。

●「50歳のヤシ」
おばあちゃんの家には50歳のヤシがある。
おばさんが生まれた時に、買った植木だと話していた。そして、おばさんはもうじき50歳だ。
植木の名は、テーブルヤシという。
今は、私の背よりも高い。

●「豆苗」
私は豆苗だ。リビングの窓ぎわにおいてある。
のびると鍋のトッピングにされたり、白身魚といっしょにボイル焼きにされたり、
2回ほどのびてつかわれてしまうと、あとは捨てられてしまう。

、、、、、最後の豆苗の詩は、なんとも寂しい内容だけど、アチキたちが考えた詩よりもなんぼかいいじゃん!って思いましたわ。子は親の知らないうちに成長しているんだなぁ。

ついでに夏休みのポスター作品。アチキに似て絵を書くのが大好きな娘の作品。「いじめ」をテーマにしたみたいで、左右の感情の違いを表現したとか。これを見た時に、まぁ、プロとしてもっと違いを強調した方がいいとか、枠の縁はもっと大胆に左右を変えろとか、いろいろ意見してみたものの、詩と同様、完全無視!ええ、シカトされました。

今日は美術部の部活動だから夕飯までに帰るね、といいながら家を出た娘。まだまだこの先、娘の輝かしい青春時代、いろいろあるんだろうなぁ。大きく傷つかないでほしいなぁと思いながら、力強く自転車で登校する娘の背中を見て、小さな幸せを感じる、母ちゃんモードバリバリの伊東でございんした。