伊東の仕事場の下の階に、「個人指導塾」がありまして、娘を通わせて早半年目。
木曜日と金曜日の夕方、塾が始まる30分前、娘がランドセルしょって仕事場におしかけて来ま～す。
先日、こんなことがありました。
せっかくの新規の仕事の依頼だったのですが、ど～しても伊東の描けない、ええ、超苦手な分野のイラストで、長年イラストを描いている伊東も「こりゃ、うかつに手を出すとえらいことになる」と本能というか、まぁ、経験ってやつでわかるんですわ、ピピーンとね。若い頃はいただける仕事を断れるわけがないとどんなに苦手なものであっても請負って、その後、想像を絶する大変さに「ギャラを倍返しするから、この仕事をおろさせてほしいよ～」と思い苦しむなんてことも多々ありまして・・・。恥ずかしながら。
さすがに最近は、そういう目にあわないように「すみません！！！本当に書けたら書くんですが、書けないタッチなんでごめんなさい！」と低姿勢でお断りするようにしております。お互いのためにならないしね。
ここ数年はお客様も伊東の得意タッチを存じていただけている方々ばかりなので、そういう生意気なセリフをはくこともなかった伊東だったんですが、その日はお客様のほうも「泣き」が入った状態で・・・。それでも、本当に書けないものだったので、「すみません」しました、心を鬼にして。
そんなやりとりを伊東がお客様と電話で話している最中に、まずいことに娘が仕事場にやってきて、なんども愛犬ココを追っかけ回し、「キャッキャ！」とさわぐではありませんか！

何度も何度もジェスチャーで、「し・ず・か・に！」と連発するも、相手はアホな子どもとアホな犬。
はぁ～～～～～～～～～～（汗）
電話の相手のお客に聞こえるっての！！！（怒）
そして、電話を切った伊東。
そのとたんに、娘とココに向かって「こら～～～～！（怒）静かにしろって言ってるでしょうが～～～！」と怒り爆発。

娘に「ママの目の前に正座しなさい！」
すると、娘はやばかったな～的な顔して、伊東の目の前にちょこんと正座。
すかざず、ココにも「アンタもここに座りなさい！」と愛犬に強い口調で言うと、ちょっと「？」な顔しつつ、娘の横にちょこんとお座りしてくれた。
母ちゃんがお仕事の電話中は静かにせい！って言うつもりが、二人並んで「怒られる覚悟」している姿に思わず「ぶはぁっ！」と吹き出しちゃいました。
そのとたんに娘も大笑い。愛犬だけは「なに？怒ってるの？笑ってるの？」と微妙な顔してしっぽをふってたけ・・・。こういう姿見せられると弱いなぁ。かわいい姿にしてやられたってかんじの伊東でした。

2010年、2月の超テンパっている時のほのぼの出来事。