伊東ぢゅん子のひとりごと

2026/08/31 | 母のミシンと義兄

母タミコさんのミシン。我ら三姉妹が生まれる前から使っていたミシン。
ものすごい重くて真っ黒で持ち上げて、移動するだけで大変だった母のミシン。
子供の頃、母が足を使ってタカタカタカタカ、、、我らの洋服を作ってくれていたミシン。
昔は既製品なんて贅沢で、母は和裁も洋裁もできた人なので、おしゃれなお出かけ用の洋服をお揃いで作ってくれていたんだよね〜。チクチクして嫌だった服もあったなぁ。

もちろん我ら三姉妹、だれもそのミシンを使いこなせる者もいなくて、落ち着いたらメルカリにでも妹が出すのかなぁと思っていたんだけど、、、、なんとなんと嬉しいことに義兄がこのミシンを使いはじめてくれていた!
なんでもジーパンがやぶけて、セコビッチ(余計な金を払いたくない)の義兄は金はあるのに、買い換えるという思想がないものだから、せこせこと一人で、この母の、このクソ重い真っ黒な昭和初期のミシンを使って自分のジーンズを縫っていたのだ。
もうびっくりでございます。

ありがたいね〜。母タミコもめちゃくちゃ喜んでいるよ〜お空の上で。

自分の死を悟った母は、最期はすごく義兄に感謝しておりました。なんだろうなぁ、、、きっと、きっとほんとの親子になっていてくれていたんだろうなぁ、、、若い頃はいろいろあったけど。

ずっとずっと義兄に母タミコのミシンを踏んでいて欲しいなぁ。
我ら三姉妹が心から思う母のミシンと義兄のお話でした。