伊東ぢゅん子のひとりごと

2007/02/19 | 銭湯ババア!

銭湯の常連ババア~~!!(大声)
いや~、久しぶりの伊東の腹立たしい出来事をひとつ。
年末年始と公私ともに大忙しで、なかなかコラムも更新できず。それくらい忙しかった中での腹が立った出来事をぶちまけます、ハイ。
まぁ、大したことじゃないっちゃないかもしれないけど、裸のつきあいのなかでシンジラレナイばばあが未だ存在したもんでね、ええ、久しぶりの怒りマークの伊東でした。
とある土曜日の夕方。娘とダンナと親子仲良く銭湯へ行きました、下町の銭湯へ。
結構銭湯にしては充実しているその「あけ○の」って銭湯は伊東のお気に入りで車で20分くらいかかるけど、2~3カ月に一度はザブン~しに行く、そんな銭湯。
1階はジャグジー風呂やちっこい露天風呂に15人分の洗い場。2階は昔ながらの銭湯のつくりでごっつ~熱い風呂に薬草入りの湯に普通の湯にやはり15人分の洗い場。サウナもあるし、1階にはオーナーのおばちゃんが生ビールや焼きそば、簡単なつまみなども注文できるくつろぎゾーンもあるので、そりゃ気に入ってました、あたしゃ。長風呂につかったあとのあの冷えたビールを一気にノドに流し込む、これが日本人の元気の源になるってもんでっせ、明日もがんばるべ~ってね。
その日は土曜日の夕方ってこともあってすごい混みようで、脱衣所もいつもの倍はいました、客人が。
そそくさと娘とすっぽんぽんになり、とりあえず1階の洗い場へ。ええ、お風呂に浸かる前には体を軽く流すのは日本人として常識ですわな。
見渡すと12人は洗い場に座り込んでせっせと体を洗ったり、シャワーしたりしている。で、空いているところを見ると、どど~んと手持ちのシャンプーやリンスを置いて、しかも洗面器にタオルまで浸けてある。
「おいおい、ここは公共の場だろ、なんじゃいこりゃ」と心の中で文句をたれながら、そっとそのどど~んと態度のでかいタオル入りの洗面器を横にどけて別の洗面器にお湯をためだした伊東。
その数秒後、ビックリ仰天したわよ、まじで。推定75キロくらい、推定身長155センチ、推定62歳のそのババアが「ちょっと~、そこ使わないでくれる?」だと。「へ?いえ、体を流したいんですけど?」と言い返すと、「そこは私が陣取っている場所なのよ!」と言いやがった。ええ、確かに「陣取っている」と言いましたよ、そのババア。私もカチンときたもんで「娘の体を流したいんで」と言い返したら、「1階じゃなく2階へ行けば?」とさらに追い打ち。おいおいおいおい、1階の風呂に入ろうが2階へ入ろうが、わたしの勝手だろ~が!クソババア~!!! お互い火花をちらす我ら。ええ、すっぽんぽんでね。
もう信じられないって怒り心頭なツラして、「体を流すだけだから」って言いはなって、わたしゃどきませんでしたよ、そこ。なんか負けたくなじゃん、クソババアに。
そしたら、その常連ババアに助っ人参上よ、お次は。
隣の洗い場もまるで同じ状態だったわけだけど、「どうしたん?」ともう一人ババアが風呂場から出てきて参加しにきたわけよ~。うえ~、怖い!さすがに。聞こえるような小声で「アタシが陣取ってるのにさぁ」とブツブツ言いつける最初のクソババア。二匹目のクソババアも「陣取っているのにね~」とお返しブツブツ。
ね~~~、こういうのあり?常連は陣取っていいの???なんかアタシャ、自分のハートがなよってしまいましたよ、すっぽんぽんのババア二匹相手に。そんな声を聞きながら娘の体にじゃ~とお湯をかけて自分もかけて、そそくさとその場を去りました、、、。ああ、よわっちい私。
娘も7歳。そんな我らの様子を見て、硬直してたしね。セメントでかためた銅像みたいだった。ごめんね、愛娘。
1階に長くいるのもイヤになり、2階へ二人で行くとやはり洗い場は4/5は陣取られていた。混んでなきゃいいよ、別に陣取っても。空いている所を使うから。でも、こんなに混んでいて、なんで譲り合い精神をもたんのか!
綾小路きみまろにでも投稿したいわよ、こんなババアもまじでいるってことを。
で、気分悪くして風呂から出るとポカリスエットを旨そうに飲んでいるダーリンマンを見つけ、あたしゃ意識して大きな声で「信じられないババアが洗い場を陣取っていやがった~~!」とこぼしました、さすがに。
そんなことを言いながら、こういう地域密着型の銭湯を支えているのはたまにしかお邪魔しない伊東よりあの二匹のクソババアなんだってことも分かってますよ、さすがに伊東もアタマではね。でもね、でもね、しつこいけどすっごく混んでるのよ、今日は!な~んであんな生き物になるんだろうなぁって、異常な生き物をちびっと見たような気分。ダーリンマンも銭湯育ちのせいか「まぁまぁ、そんなに怒らないで」と伊東のゼエゼエ気分をなだめてくれた。その後にはオーナーのおばちゃんがすぐ後にいるのを意識しながらの我らの会話。
まぁ、人間ってのはある程度文句を言ったら気分も落ち着くので「私、生ビール呑むよ」とビールをぐびぐびやって精神を落ち着けたけどね。
帰り際、じっと聞いていたオーナーおばちゃんが「アナタの気持ち、わかるよ。どんなに言ってもやめてくれないのよ、あれらは。ホント困っているんだけどね」とマジイヤな顔して言ってくれた。嬉しくなった伊東は「あ~いうおばさんにならないようにしましょうね~、おほほっ~」と言いあって別れました。
そばにいたダーリンマンはちと困った顔しつつ苦笑い。
今、思うとそうやって言いあっていた我らも、まぁ立派なおばさんだけどね。
しかしまぁ、すっぽんぽんじゃなきゃ、もう少しバトルできたかもなぁ~。
今度行った時、どうかあの二匹の生き物に会いませんように、神様、お願いします。