伊東ぢゅん子のひとりごと

2016/06/06 | 不詳で負傷だ!

六本木のオルセー美術館に「ルノワール展」を姉、母、娘と女4人で行って来ました。
はい、ドロドロに汚れたアチキの心の洗濯をしたいと思いまして。

ルノワールって人はすごいおじさんですね。
晩年、リウマチで苦しんだエピソードとともに、実際絵を描いているルノじいさんのビデオが会場で流れてましたが、左手は病気のため痛々しいほど変形しているのにタバコをぐるぐる巻きで固定して、見ているこっちがムセそうなくらいの真っ白な煙吹かして絵を描いているんですわ。
しかも、その作品がルノじいさん最後の作品の「浴女たち」だし。こんな状態であのなんとも優しくて透明ですばらしい作品を残すんだからやっぱ、すごいわ、ルノワールってじいさんは。
睡蓮の絵画で有名なクロード・モネとも親友だったんだって。知ってました?この巨匠仲良しペア。

娘が最近美術に興味を持ち出したので、せっかくだから観に行こうってことでデカいケツをあげてえっちらと六本木までお登りさんしてきたわけですが、いや〜行ったかいがございました。
去年の鳥獣戯画展とはえらい違いです。まぁ、この鳥獣戯画は人が多すぎて作品を全然見れなかったという悲劇ゆえ、何のために早起きして上野までお登りさんしたのか?ってなかんじだったんだけどね。
いやはや、娘のおかげでイイもん観れました、ルノワール展。8月半ばまで開催しているみたいなので、興味のある方はぜひ&ぜひおすすめです。
ちなみになぜか、我らが訪れた日曜日は高校生が無料とのこと。
「わ〜い、すごく得した気分!」って大喜びしたアチキと娘。
娘曰く「なんだか最近、ついてるのよね〜、わたし♥」だと。
はい、世の中ってのはね、不思議とイイ事があると悪い事が起きるもんなんですわ、不思議とね。

大満足で帰宅する途中の地下鉄内での出来事。
姉とアチキはBBAゆえ、べらべらと話に夢中になりながら階段を下りておりました。
その後ろに母、その後ろにタラタラ歩いている娘さん、という位置関係。
階段の真ん中あたりで、後方からものすごいドガガガっ!!!という音が。
びっくりして振り向いたとたん、真横にいた姉貴のものすごぉぉぉい雄叫びも(汗)。
耳がキ〜ンとするくらいの大声。文字で表現できません、あれだけは。
姉貴は伊東と同様、声が大きいBBAなんだけど、ハプニングにあった時の声はどっかの火山の噴火みたいにすごいんですよ、本人にゃあ聞こえてないんだろうけどね。
ぶったまげながら目の前に飛び込んできたのは、82才の母が倒れかかり、その後ろにすごいコケかたしているド・アホ娘。
はぁ、、、ボケボケしているせいで階段で足を踏み外していたわけです。
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最初は高齢の母が階段でコケたのかとびっくりしたんだけど、娘がコケて、階段の手すりにしがみついている母が娘を支えていたわけです。
あ〜〜〜、びっくりしました。
もし、歩きスマホが原因だったらスマホをブチ壊しているかもしれなかったけれど、歩き慣れないかかとの少し高い靴を履いていたせいでのコケっぷりでござんした。
ま〜〜〜〜見事な怪我を負った娘でございます。
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イイ事あると、こういう目にもあうんですね〜。やはり気をつけないとね。
ただでさえ立派な娘のアンヨがすごいことになっております。骨に異常はなさそうなので安心したけど、あのとき、階段の手すりに必死でしがみついた母がコケていたらと思うとちょっとゾッとしております。
高齢者が膝の皿でも割ったらほんと大変だし。母が年齢の割に体力があったおかげと階段を降りるときは必ず手すりにつかまるという習慣で、大事には至りませんでした。

イイ事のあとには特に気をつけないとイカン!ってつくづく思った1日でござんした。