伊東ぢゅん子のひとりごと

2020/07/18 | 座骨神経-漂流記(4)

〜(3)からの続き〜

もう何処でどうしていただいたらいいのか分からない毎日。痛みがずっと続くということがこんなにしんどい事だとは。
いつか終わると分かっていればまだ救いがあるけれど、「腰の手術は再発率が高い!」という声もあり、なんとかならないものかと日々悶々。
そんな中、お知り合いの方で「自分は神経ブロック注射で完治した」と教えていただき、速攻で行ってきましたペインクリニックへ。週2発、背中出してブロック注射と痛み止めの点滴を。
これまたぜ〜んぜん効きません~アチキの身体には。心も身体も大泣きでございます。
夜中、寝返りするたびに激痛が走る右足。もう先の見えない暗黒のトンネルに一人でいる状態です。もう人格崩壊しますね、ここまでくると、、、。

座骨神経-漂流記(4)

娘がいるのだから、家事くらいしてもらえと人は言いますが、やっとオンライン授業が始まり自分の事で精一杯の娘には無理な話でございます。
要領悪いんですよ、娘。亡きダーリンマンそっくりです。もちろん今日はご飯作らなくて良いとか、頼めばトイレ掃除も風呂掃除もしてくれます。
でもね、痛みを共有することは絶対にできないし、娘からすれば常に痛がっている伊東の存在はウザイわけですよ。
「そんなに痛いのならとっとと手術してもらいなよ!」というご意見、娘からいただきましたよ、はい、もっともでございます、伊東が娘でもそう言います。
でもね、腰やら首などの手術なんてもんはできる限りしたくないんですよ、おばちゃんになると余計にね、せいぜい1週間程度の入院でもね。

本来ならこの4月から入館予定だった学生寮もだだ漏れのごとく家賃発生しているし、母娘で話し合った結果、6月に学生マンションへ引越しをすることに決定。我らの気持ちを表現したような雲の多い小雨降る日曜日に2人で実行です。

突然ですが、風雷様〜教えてくださいよ〜湿気とか関係あるのですか〜?
なぜか引越しの前夜から痛みが倍増倍増でございますよ。ものすごい痛みなので座薬いれての運転です。しかも心身ともに最悪の伊東のスマホが当日ぶっ壊れるし。電話できね〜(汗)受け取れね〜(悲)ラインも無理だし〜(怒)。
その日は荷物と娘を運ぶだけの1日だ!さぁ、出かけようとしたときに呟いた娘の言葉に絶句。
「、、、こんな時期、一人暮らしがばれたら教授に怒られるわ」とぼそっ。

はぁぁぁぁ(ド怒)????

要はコロナで秋までオンライン授業に決定しているので移動するなということらしいけど、それ、今言う?座薬入れてこれから一人で運転往復する母の前で言う?????
沈黙する車内で娘がつぶやいた「お父さんがいたら‥」の言葉。くっそぉぉぉぉ!
負けるもんか!絶対に泣き入れないぞ!!!ヤンキーばりに己にガッツをいれる伊東。

人生はいろいろでございます。身体の痛みも心も痛みもダブルで襲われると、きっと人は「一人」になりたくなるのです。その晩が過去最高に激痛に苦しむ長い夜となりました。

座骨神経-漂流記(4)

〜続く〜