2003/05/22 | クジラベーコンを語ろう!
クジラベーコンについて、熱い思いを語ってくださったお客様がいまして、、、。ついついコラムにゲストとして載せちゃう勝手な伊東でございます。以下、本当にきたメールでっせ!
「毎度の早いレスポンスに感謝。
え~っと、それで、トビラの絵(約2点)は、まだどうなるか分かりません。ごめんなさい。
クジラのベーコン、僕もハマりましたよ!
とはいえ、「ふたむかし」も前、学生時代の話ですが。
当時は、まだ安かったです。
だって、その頃街でも珍しくなくなってきたコンビニのおつまみコーナーで、竹輪やカニカマなんかと一緒に、400~500円ぐらいで売ってましたもの。
もちろん、「まがいもん」なんかじゃなくって、ホンモノです。
だから、ビンボー学生でもハマれました。
あの味を一旦思いだしてしまうと、もう喰わずにいられない!
麻薬的な魅力。う~。
居酒屋もクジラベーコンを基準にして店選びしていました。
そういう熱病的なマイブームも、のど元過ぎて、何年かたち、はたと気づくと、ものすごい高価なものになっていました…、あれ、なんか変だ。
いやちがう! 今、思い出した。
マイブブームが去ったのではなく、クジラベーコンが去ったのだった!
ある時期から、市場から忽然と消滅してしまったのです。
ホントです。例の渋谷のクジラ屋さんも、当時すでにあり、あそこだけはクジラを扱っていましたが、ものすごく高くなっていた記憶があります。
あの店は、その頃から向こうン10年分のクジラを冷凍で確保してると言っていました。
日本捕鯨協会のHPで調べたところ、
1987:日本は南氷洋での商業捕鯨を中止し、調査捕鯨を開始
1988:日本はミンク鯨とマッコウ鯨の沿岸捕鯨を中止
とのこと。ちょうど街からクジラが消えた時期と符合します。
…で、その後、ご存じのようにクジラベーコンはお店に戻ってくるわけなんですが、もう、居場所が元の場所ではなくなっていました。
以前となりに並んでいた、竹輪やカニカマなんかとは決別し、からすみ! とか、キャビア! といった超高級肴群と肩を並べて威張っているではあーりませんか!
それが、縁の切れ目だったんです。
step1:ある日、目の前から忽然と姿を消す
step2:再び現れたときは、ものすごくタカビーになっていて、こちらを見くだす。
といった三文官能小説のようなプロセスで、完膚無きまでに打ちのめされた僕は、愛するクジラベーコンの元から去ることとなったのです。
僕は、醤油をかけて食べるのが好きでしたが、今思うと塩分強すぎだなぁ。
なんか、書いてるうちにのめり込んでしまいました。
思うに、昔に比べりゃ経済力もあるんだし、封印を解いて、食べてみようと思う。
ただし、昔の値段のことは思い出さないようにしよーっと。」
いや~、なかなか素晴らしい内容に思わず、クジラベーコンに感謝し…いやいや、こんなステキなメールを下さったお客様に感謝してしまった伊東でございます。クジラベーコン、コンビニにいたのねぇ~。しかも竹輪とカニカマが同級生だったとは!さすがに知らなかった!びっくりおったまげです!!!すごい情報をいただけて、仕事の合間に癒された伊東でした。ホホホッ