伊東ぢゅん子のひとりごと

2012/06/27 | 思い出のブリキのおもちゃ

父が急死して早15ヶ月すぎ、、、。母も我らも落ち着いて来た今日この頃でござんす。
先日、テレビ東京のお宝鑑定団をみていて急に思いだしたんですわ~、ガキの頃よく遊んだ「ブリキの機関車」はどこにあるんだろうと。このおもちゃは伊東が3~4歳の頃、父が姉と伊東に買って来た、当時としてはとってもめずらしい煙をだす機関車のおもちゃでござんした。線路の上を機関車がしゅしゅぽっぽとかわいい煙をだして走ってましたわ。あれ、なんで嬉しかったのかなぁ。線路の真ん中に坐って、ようは自分の周りをくるくる煙だして走っているだけなんだけどねぇ。えらく喜んだ記憶がありますわ。
ブリキのおもちゃってマニアには、たまんないって言うじゃない?もしかして?もしかして~?お宝かぁぁ~?っなんて思いながら、母上に機関車くんを探していただきました。ええ、出てきました、ボロボロの箱の中から。ウン十年ぶりのご対面~~~。

は???こんなに小さかった?ええ?畳1帖もないじゃん。今の自分、ひざかかえても入れないよ、線路の真ん中に。

はぁ~~~~こんなに小さかったっけ。箱もボロボロ。線路も歪んでいるもんで、何度も機関車のやろ~転けるしさ。でも、嬉しかったのは煙がちゃんとシュポシュポ出てくれた事!!!ああ、なつかしや、なつかしや。
親父は何を思ってこのブリキのおもちゃを買ってきたのかなぁ。伊東が生まれるとき、「今度こそ男の子だ!」と言われ、めっちゃ期待してたら、こんなのが生まれてきたわけで、最後の頼みの3回目もちんちんついていないと聞いて、無言になったとか、、。親父さん、残念だったんだろうなぁ。
小さなブリキの機関車を見ながら、親父さんの当時の気持ちを想像した伊東でした。

昭和一桁の、頑固者で責任感のある、家族思いの、愛嬌のある、素敵な親父を思い出しながら、少しの間、このブリキの機関車と過ごした休日、、、、。ああ、平和な一日!